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防災やっぺす㏌若柳

みなさんあけましておめでとうございます。

やっぺす防災チームの戸田です。

2020年1月15日、宮城県栗原市若柳町にて防災やっぺす講座、張り切って開催してまいりました。

会場ははさま会館。入り口を入っていくと仕出し屋さんならではの、何とも言えないいい匂い。

椎茸のお出汁でしょうかね~。

みなさん慣れ親しんだはさま会館に「おはよう」と気軽に入って来る感じがとてもいいですね。

前回の中田町の防災講座のお話をお聞きなった、新みやぎ農協若柳支店の千葉さんからお電話いただき今回の開催となりました。

初めてお会いした千葉さん、女性部の会長さんや会員のみなさんがとても気さくで、にこにこと話しかけてくださり、私たちの緊張も和らぎました。

会場の配置などを確認し、出番の10時半を待ちます。

外は雪が降っています。宮城県北部で、雪の比較的多い若柳でも今季2回目の雪だそうです。

会館の入り口から覗く少しレトロ感のあるこの通りに懐かしさを覚え、今度はゆっくり歩きたいと思いました。

 

 

時間になりました。1時間半の防災講座開始です。

若柳町の各地区から32名の方に参加いただき、

まずは、団体の紹介です。

震災のスライド数枚にはみなさんの表情が硬くなりましたが、うんうんとうなずきながら、

 

聞いてくださいました。

次は本題の防災講座です。

標識クイズは反応も良く、回答が飛び交いました。

「あっ!おしい!」

「避難場所」「避難所」標識違いますよね。みなさんはお分かりですか?

 

ぜひネットで検索してみてください。他にいろいろな標識があり、ためになります

次は持ち出し品についてです。

「常日頃持って歩いているもの、自分に必要なものを書き出してみましょう」

一人ひとり自分にはこれが必要というものが違います。

年齢、性別、個人の健康状況、嗜好、など様々な要因から考え、カバンにいつも入れておくものを

考えていただきました。

「震災の後はあめとチョコレートは必ず入れておいてるのよ」と、さらっとお話になった方がいました。

震災を体験した私たちもたまに忘れがちなことを、ずっと続けていらっしゃるとは頭の下がる思いでした。

若柳は何の災害でしょうね?

「川の氾濫です。先日の雨の時も避難所にいきました。おにぎりもって」

「うちの子供も埼玉に住んでいるけど、昨年の大雨の時はご飯炊いて、おにぎり持って、毛布などを持って避難所に行ったのよ」

「へ~!そうなんだ!」

「あら!そうだよ。食べ物は持参してください。ってなってるんだよ」

「ありがとうございます。勉強になりました。」

日頃持ち歩くものは水に濡れないようにジップロックのようなものに入れて持ち歩くことも重要ですね。

「こんなに小さいのに~」「これがね~」など携帯用のタオルには驚かれたようでした。

家に準備しておくものとして、今回もマリンプロ様の「非常時お助け箱」をご紹介しました。

段ボールは簡易トイレになると聞いて「なるほどね~」

お助け箱の食料は5年持ちます。

が、普通はそんなに賞味期限長くないですよね。

備蓄品はローリングストックの方法で、常に使い、使ったら買い足すことで、賞味期限切れを防ぎ、食べ方を知ることができ、いざというときに慌てないですみます。

「ローリング?」「そうだね」

真剣に聞いてくださり、活発なご意見をいただき、とてもスムーズに進んでいます。

 

 

いよいよお待ちかねの新聞紙スリッパづくりです。

「あらら~簡単だね」「ああもう片方作らないとね(笑)」「こっちはまだで~す」など、様子が目に浮かびましたでしょうか?

 

 

 出来上がり~!スリッパを作りながら「私たちもいろいろなものを作っているのよ」「リハビリだよ(笑)」なんて話してくださいました。

終始にぎやかに楽しく講座を開催することができました。

「みんなに教えるね。」「元気もらったよ~。」「ありがとうね。」とみなさんに言っていただけてほっとしました。

若柳の農協女性部のみなさんありがとうございました。

こんなに素敵な輝く女性陣にお会いできて今年も縁起がいいです。

今、気づきました!

「縁起」って「ご縁」が「起きる」ですよね。

今日も新しい素敵なご縁が起こりました!万歳!

ご縁をいただきました千葉さんありがとうございました。感謝いたしております。

そしてまたお会いしたいですね。

 

少し雪が増えて吹雪の帰り道となりましたが、心はぽっかぽかでした。

 

防災やっぺす(有料)は各地に出張承ります。

 

ぜひご連絡ください。

 

来月は富山県に防災やっぺす出張しま~す。

お近くの方は会いに来てね~~。