スタッフ紹介


やっぺすで働くスタッフをご紹介します。

共同代表理事

柏原 としこ

皆さま、日頃よりやっぺすの活動を応援していただき、心より感謝申し上げます。

 

2011年の東日本大震災発災により、まちも、人の心も大きく傷ついた石巻地域を、「誰もが笑顔で暮らすことのできる温もりと活気のある優しさに溢れたまち」となることを目指し、「やっぺす!(=一緒にやりましょう)」を合言葉に歩んできた11年間。復興支援活動を行っていく中で見えてきた課題を拾い上げ、地域の方たちの居場所づくりや仕事づくり、人材育成などの様々な事業を、地域の皆さまや応援してくださる皆さまと共に創り上げてまいりました。

 

それにより、一度は失った自信を取り戻したり、自分が持っている力に気づくことで、自己実現(私らしく生きる)を叶えた人たちが地域に増え、その中から「他者の自己実現」をサポートする人たちが増え...このような、あたたかな人の繋がりとやさしさの循環が着実に「地域の力」になってきていると感じております。石巻地域は、様々な社会問題を抱えている課題先進地といわれて います。さらに、昨今の大規模自然災害の頻発、新型コロナウイルスの流行、ロシア・ウクライナ間の軍事侵攻等、先行きの見えない不安はありますが、これからも、地域の皆さまや応援してくださる皆さまとの繋がりとやさしさの循環から生まれる「地域の カ」があれば、きっと乗り越えていける。もっとよい地域にする ことが出来る。そう信じております。

 

だから、これからもみんなでやっぺす!それぞれができることで力を合わせ、共に笑顔溢れるあたたかな未来を、まちを創っていきましょう。

 

文末となりましたが、3月に、団体設立者である前代表兼子より、高橋と共に共同代表としてバトンを引き継ぎ、団体名も「石巻復興支援ネットワーク」から「やっぺす」へと名称変更いたしました。

 

兼子前代表や、これまでご支援・ご協力いただいた皆さまの想いを引き継ぎながら、復興からその先の未来を創るため、スタッフ一同邁進してまいります。どうぞ引き続きご指導ご鞭撻賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

共同代表理事

髙橋 洋祐

私達が活動を始めるきっかけとなった東日本大震災から11年が経過しました。

 

「やっぺす=一緒にやりましょう」を合言葉に、地域の皆様や応援してくださる皆様とともに活動をする中で、地域に撒かれた種が芽を出していることを日々実感しております。

 

未だ収束の見えないコロナ禍の影響や、軍事侵攻等の不安定で先 行きの見えない、誰もが臆してしまう世の中ではありますが、これまでの人材育成スクール等の卒業生が講師になって活躍してい たり、これから講師や相談を受ける立場になり、地域の誰かの役に立ちたいと活動を始められる方が増えています。

 

しかし、地域における社会課題は未だ深刻な状況が続いております。全国的に問題となっている人口減少や少子高齢化では課題先進地域と呼ばれており、昨年も復興住宅では独居の高齢者の孤独死がありました。コロナ禍ではじめた女性の相談窓口では、DVや虐待、生活困窮といった相談が200件以上も寄せられました。

地域に住む私達自身の力がいま試されています。

 

復興からその先の未来。大切な人や、こども達が生きる未来を 「誰か」に任せるのではなく、私達自身が選択し、創っていかなければいけません。

「やっぺす=一緒にやりましょう」この合言葉が今まさに必要とされています。

1人では無謀な挑戦も、志を共にする仲間となら可能になると信じております。

大きなことでなくても、できることで少しだけ誰かのためにGiftする。

そんな小さな積み重ねが、地域の未来を変えると思います。

私達の団体名称も石巻復興支援ネットワークから「やっぺす」へ変更し、これから先の地域の未来を皆様と一緒に創っていくため、スタッフ一同邁進してまいります。

 

私自身も3月に、前代表の兼子から共同代表としてバトンを引き継ぐことになりました。私にとって身に余る重責ではございますが、「私らしく生きるが叶えられるまちへ」を実現するべく、尽力してまいります。

 

最後になりますが、これまで多大なるご支援・ご協力を賜った皆様に深く御礼申し上げますとともに、引き続きご指導ご鞭撻いただけますよう心よりお願い申し上げます。